自分の時間を取り戻す

Zuniでお散歩

わたしにできることは何だろう?

そんなことをぼんやりと考えながら、2016年はこれまでの人生ではあり得ないほど、のんびりと過ごした。

でも実は、のんびりした生活に慣れるまでに数年かかっている。

WEBの仕事に就いたのが1996年、それからずっと走り続けてきた。

起きている間はずっと頭の片隅に仕事のことがへばりついていた。

常に複数の案件が同時進行していたので息つく暇もなかった。

仕事に飲みこまれる日々。

自分の時間を取り戻すため、2012年に独立した。

往復4時間を越えていた通勤時間がなくなり、自分のペースで仕事に取り組める環境を手に入れたはずだった。

ところが、15年以上も全力疾走を続けていると、不思議なことに歩き方がわからなくなっていた。

急に「止まってもいいよ。自分のスピードで歩いていいよ。」と言われても戸惑ってしまう。

自分の時間を自分の好きなように使うことに罪悪感が芽生えるのだ。

この罪悪感と向き合いながら、少しずつペースを落としていった。

こうしてようやく自分の時間を取り戻せたのが2016年だった。

あれほど「止まりたい」「休みたい」「ゆっくりしたい」と切望していたのに、いざ叶ってしまうと今度は「動きたい」と思ってしまう。

へんなの。

そんな中で冒頭の「わたしにできることは何だろう?」と自問自答を続けていた。

浮かび上がってきたのは、20年間積み上げてきたWEBの知識と経験だった。

この得意分野をもっと活かしていきたい。

独立後、ひとりですべての作業を行うようになって、ホームページを作るのが楽しかったころを思い出した。

今は自分ひとりでできる規模の依頼だけを受けている。

もともと作るのは好きだったんだ。

これからも自分のペースで楽しみながら作っていきたい。