阪神淡路大震災から、きょうで27年です。
当時は大阪の実家暮らしで、神戸の会社に勤めていました。
14日からの三連休でスキー旅行に出掛けていて、16日の夜中に長距離バスで大阪に戻り、就寝するころには日付が変わっていたと思います。
突然ドンドンドンと床下から突き上げられた振動で、わたしのからだも布団の中でバウンドして目が覚めました。
起き上がって布団の上で呆然としていると、部屋のドアをガンガン叩きながらわたしの名前を絶叫する父の声。
部屋の隅に置いていたチェストが反対側まで吹っ飛んで、倒れてきたタンスと合わさってドアをふさいでいたんです。
家中のあらゆるものが吹っ飛び、なぎ倒されて、中のものが床に散乱して砕け散っていました。
実家は大阪ですが、マンションの14階なので結構揺れたんだと思います。
一緒に暮らしていた両親と弟に大きな怪我がなかったのは不幸中の幸いでした。
あのとき家族がいてくれて本当に良かったと思います。
ご近所さんや友だち、会社の人だけでなく、たまたま居合わせた人同士、相手のためにできることを考えていたなぁと思います。
神戸の街は信じられない光景ばかりで、27年も経つと現実に起こったことなのかどうだったのか記憶が麻痺してきます。
でも、決して忘れないように。
人と人とのつながりを大切に。