先日実家で味噌仕込みをしました。
毎年この時期の年中行事になっています。
去年のお味噌がまだ結構残っているので、今年は1回飛ばそうか?という話もでたんやけど、やっぱり仕込んどこう!ということで行ってまいりました。
3キロの乾燥大豆を水で戻して炊き上げると、倍以上に膨らむのでお鍋いっぱいです。
このまま食べても甘くてめっちゃおいしいんですよ。
このおいしい大豆がお味噌になるんやから、そらもう間違いなく最高のお味噌になるはずです。
つぎは米麹と塩を合わせて切り麹をつくります。
麹6キロ、塩1.5キロです。
麹はできたものを買っています。
6キロってまあまあ大量やから、パラパラになるまでほぐすのに時間かかってしもた。
パラパラになったら気持ちいいねんけど、そこに行き着くまでが遠い道のりなのです。
いつか麹から自分でつくりたいなぁ〜と毎年言ってる気がする、、、(笑)。
麹も自分でつくって味噌を仕込む、料理名人の伯母は昨年急逝してしまいました。
まだまだいろんなこと教わりたかったのにな。
ほんまに急やったんで、いまでも居なくなったとは思われへんねんなぁ(涙)。
伯母のつくる味噌もめっちゃおいしかった。
伯母のつくる高菜の漬物は宇宙一おいしかった。
切り麹と大豆をまぜてすりつぶしていきます。
はじめマッシャーで調子良くつぶしててんけど、ものの2分くらいでマッシャーが負傷。
大豆をつぶすのに力を入れすぎたのかマッシャーの持ち手部分が崩壊してしまいました(泣)。
しかたがないのでアレコレと試行錯誤した挙句、麺棒でゴリゴリすることにしました。
「おかあさ〜ん!めんぼうある〜?」
「ようけあるよ〜」
は?ようけある?めんぼうが?
と頭の中が???になってるわたしに、母がニコニコしながら綿棒をケースごと持ってきてくれました。
いや、このシチュエーションで耳ほじらんやろ。
ジップロックに少しずつ味噌の素を入れてゴリゴリゴリ。
何度も向きを変えて、なめらかになるまでゴリゴリ。ゴリゴリ。
マッシャーで豪快につぶす作戦が、麺棒でちまちまつぶす地味作業に変わってしまったおかげでものすごく時間がかかりました。
うどんとかパイ生地なんかを伸ばすのと違って、豆をつぶすのは力がいるんですよ。
力を入れて麺棒を長時間ゴリゴリやってたんで、だんだん掌底が痛くなってきて。
痛くてもぜんぶつぶしてしまわないと、、、ってなわけでがんばりました。
途中、まじで「明日、施術できるかな?」と思うくらい痛かったけど。
すりつぶしたら味噌玉にしてかめにぶち込みます。
わたしはめっちゃコントロールが悪いので要注意です。
味噌玉を投げ入れるのは父がめっちゃ上手やったんですよ。
振りかぶって、バチーン!振りかぶって、バチーン!と、かめの底をきれいに埋めていく技の持ち主でした。
わたしが振りかぶって投げると、なぜか半分はかめの外に飛び散ってしまうという怪奇現象が起こります。
なので、投げ入れるというよりは、投げ落とす感じでボトッ!ボトッ!と埋めていきました。
うつくしいですね〜。
いまは白っぽい色をしていますが、これが味噌に変身するんですよ〜。
ここまでやったら、ほんまにあとは何もしません。
9月まで放置するだけで味噌になるんです。
置いておくだけです。
自分でつくるのはたのしいです!